「閉じ込めようとしている人へ」
― 「この映画を見て欲しい願い、藤野知明監督がメッセージを送りたい人へ」 ―
理事長の一声から始まった映画上映会。
監督をお呼びして対談もできたら・・・打診してみるとまさかのOK!こうして法人30周年記念イベントとして、映画上映会&対談の夢を叶える為に我々は動き始めました。
映画上映会は、私にとって初めて尽くしの「挑戦」でもありました。何から準備を始めればよいのか、どんな段取りが必要なのか、手探り状態からのスタートでした。

会場の情報収集、会場調整、広報、申込対応、座席配置、当日の動き、、、
1工程進めると新たな課題や不足していることが見つかり、「これで大丈夫だろうか」と不安になることも何度もありました。

その中でも他職員の力を沢山お借りして、「夢の実現」に向けて一歩ずつ準備を重ねていきました。
慣れない事ばかりだったからこそ、当日たくさんの方が会場へ足を運んでくださった景色は忘れられないものとなりました。
完璧ではなかったかもしれませんが、私たちなりに精一杯向き合い、作り上げた上映会&講演会であったと感じています。
今回上映したのは、『どうすればよかったか?』という作品。“統合失調症と思われる症状を抱える姉”と、その家族を、弟である監督自身が長年記録したドキュメンタリー映画。
簡単に答えの出せないテーマだからこそ、上映後には自然と「自分だったら」「支援者として」「家族として」など、それぞれの立場で考える声が多く聞かれました。


上映後には監督をお招きし、映画制作に至った経緯をお話頂き、その後当法人理事長との対談を実施しました。
本ブログのタイトルは監督が挙げた「この映画を見て欲しい人」です。私にはとても印象に残った一言でした。
“支援する・される”という関係だけではなく、ご本人や家族とも、人と人としてどう向き合うのか。地域の中で孤立を防ぐには何が必要なのか。様々な視点から会場にいた皆さんと一緒に、考え続ける時間になったように感じます。
映画には収まりきらなかった内容を載せた著書・パンフレットを販売させていただき、購入者には監督にサインの対応をして頂きました。今回の映画上映会&対談を快諾していただいたことは勿論、記念になるサイン会対応もしていただき、監督にも大変感謝しております。

250名と沢山の方にご来場いただき、この場を共有できたことをとても嬉しく思います。
30周年という節目に、この作品と出会えたことに感謝しながら、これからも「一緒に考える」姿勢を大切にしていきたいと思います。